• 本

厨房から見たロシア 包丁と鍋とおたまで帝国を築く方法

出版社名 白水社
出版年月 2025年3月
ISBNコード 978-4-560-09136-4
4-560-09136-6
税込価格 4,180円
頁数・縦 424,8P 19cm

商品内容

要旨

ソ連時代、人々はいかにして料理し、いかに食べ、いかに生き延びたか。最後の皇帝一家と運命を共にした料理人から、サナトリウムの料理人だったプーチン大統領の祖父まで。旧ソ連構成諸国を縦横に巡り、「食」の視点からロシアという国を多面的に読み解く。『独裁者の料理人』の著者が放つ最新ルポルタージュ!各章レシピ多数。

目次

第一の皿 イヴァン・ハリトーノフ―最後の皇帝の料理人
第二の皿 シューラ・ヴォロビヨワ―レーニンの料理人
第三の皿 ハンナ・バサラバ―大飢饉
第四の皿 山での出会い―スターリンの厨房
第五の皿 美女とベリヤ―スターリンの料理人とその妻
第六の皿 タマーラ・アンドレーエヴナ―包囲下のレニングラードのパン職人
第七の皿 遺体発掘―戦時下の料理
第八の皿 ヤルタの饗宴
第九の皿 ファイナ・カゼツカヤ―ガガーリンの料理人
第十の皿 ヴィクトル・ベリャーエフ―クレムリンの料理人
第十一の皿 ママ・ニーナ―アフガニスタンの料理人
第十二の皿 ヴィクトル・ベリャーエフ再登場
第十三の皿 おとぎ話―チェルノブイリの厨房
第十四の皿 ヴィクトル・ベリャーエフ再々登場
第十五の皿 ポリーナ・イワノウナ―猪肉のグヤーシュ、あるいはソ連邦最後の晩餐
第十六の皿 スピリドン・プーチン―サナトリウムの料理人
第十七の皿 チェブレキ―クリミア・タタール人の料理
第十八の皿 ヴィクトル・ベリャーエフ最後の登場

出版社・メーカーコメント

皇帝一家と運命を共にした料理人からプーチン大統領の祖父まで。旧ソ連諸国を縦横に旅し、当時の食について考察する。各章にレシピ付き

著者紹介

芝田 文乃 (シバタ アヤノ)  
1964年神奈川県生まれ。筑波大学芸術専門学群卒業。ポーランド語翻訳者、写真家
シャブウォフスキ,ヴィトルト (シャブウォフスキ,ヴィトルト)   Szablowski,Witold
1980年、ポーランド北東部の町オストルフ・マゾヴィェツカ生まれ。ワルシャワ大学卒業後、トルコのイスタンブールで政治学を学ぶ。帰国後、報道記者としてキャリアを開始。2010年、初の著書Zab´ojca z miasta moreli.Reporta〓e z Turcji(『杏の町から来た殺人者、トルコからのルポルタージュ』)を上梓。同書でベアタ・パヴラク記念賞を受賞、英語版は英国ペンクラブ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)