魔法の夜
出版社名 | 白水社 |
---|---|
出版年月 | 2016年6月 |
ISBNコード |
978-4-560-09241-5
(4-560-09241-9) |
税込価格 | 2,310円 |
頁数・縦 | 199P 20cm |
商品内容
要旨 |
夏の夜更け、町中をさまよう人びとが交叉し、屋根裏部屋の人形たちが目を覚ます…作家の神髄が凝縮された小宇宙! |
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魔法の夜
出版社名 | 白水社 |
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出版年月 | 2016年6月 |
ISBNコード |
978-4-560-09241-5
(4-560-09241-9) |
税込価格 | 2,310円 |
頁数・縦 | 199P 20cm |
要旨 |
夏の夜更け、町中をさまよう人びとが交叉し、屋根裏部屋の人形たちが目を覚ます…作家の神髄が凝縮された小宇宙! |
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0100000000000033439667
4-560-09241-9
魔法の夜
スティーヴン・ミルハウザー/著 柴田元幸/訳
白水社
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BK
おすすめコメント
月の光でお読みください。夏の夜更け、アメリカ東海岸の海辺の町、眠らずに過ごす、さまざまな境遇の男女がいる。何を求めているかもわからず、落ち着かない14歳の少女、ひとつの小説を長年書きつづけている39歳の男、その男を優しく見守る60代の女性、マネキン人形を恋い慕うロマンチストの酔っ払い、仮面を着けて家屋に忍び込む少女たちの一団……ほぼ満月の光に照らされ、町なかをさまよう人びとの軌跡が交叉し、屋根裏部屋の人形たちが目を覚ます……。ミルハウザーの9作目(1999年発表)にあたるこの中篇小説は、格好の「ミルハウザー入門」といえるだろう。短い章を数多く積み重ねながら、多様な人間模様と情景を緻密に描写することによって、「小宇宙」全体の空気を浮かび上がらせる手法は、作家の得意とするところ。まさに作家の神髄が凝縮された作品で、余韻は深く、心に重く響く。ミルハウザー初心者の読者には好適であるとともに、熱心なミルハウザー愛好者にも堪能していただける傑作中篇だ。「訳者あとがき」に柴田元幸氏による「注」を付した。カバー装画は画家の牛尾篤氏。