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偶像の黄昏 アンチクリスト ニーチェ・コレクション

白水Uブックス 1140 思想の地平線

出版社名 白水社
出版年月 2025年4月
ISBNコード 978-4-560-72140-7
4-560-72140-8
税込価格 1,980円
頁数・縦 332P 18cm

商品内容

要旨

「私はアスクレピオスに雄鶏一羽の借りがある」―ソクラテスよりはじまる〈死〉に魂の救済を求める思想を否定し、イデア論的な〈理想の世界〉を否定し、目の前にある〈現実〉といままさに生きる〈身体〉の価値を問い直す。『悲劇の誕生』から『ツァラトゥストラはこう語った』へと至るニーチェ思想の全体を描いた最晩年の重要作品。

目次

偶像の黄昏―あるいは人はいかに鉄槌をもって哲学するか(序言
箴言と矢
ソクラテスの問題
哲学における「理性」
いかにして「真の世界」がついに作り話となったか
反自然としての道徳
四つの大きな錯誤
人類の「改良家」たち
ドイツ人に欠けているもの
ある反時代的人間の逍遙
私が古人に負うているもの
鉄槌は語る)
アンチクリスト―キリスト教呪誼(遺された著作より)(序言
キリスト教に反抗する律法)

出版社・メーカーコメント

キリスト教世界を痛烈に皮肉りながら「権力への意思」を説く、ニーチェ哲学の総括とも言える最晩年の重要作品が待望のUブックス化!

著者紹介

ニーチェ (ニーチェ)   Nietzsche,Friedrich Wilhelm
1844年、プロイセン王国領ザクセンの牧師の元に生まれる。ボン大学、ライプツィヒ大学において文献学を学び、バーゼル大学古典文献学教授として教壇に立つ。『悲劇の誕生』、『人間的な、あまりに人間的な』などを発表するも体調の面から教職を辞し、以後療養のために様々な地をさまよいながら『ツァラトゥストラはこう語った』、『善悪の彼岸』他、多くの著作を刊行する。キリスト教道徳を痛烈に批判し今ある生を称える彼の哲学は、後世の思想家に多大な影響を与えた。1900年、精神錯乱の後、肺炎のため死去
西尾 幹二 (ニシオ カンジ)  
1935年‐2024年。東京大学文学部独文科卒業。文学博士。電気通信大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)