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「市民」とは誰か 戦後民主主義を問いなおす

PHP新書 022

出版社名 PHP研究所
出版年月 1997年7月
ISBNコード 978-4-569-55695-6
4-569-55695-7
税込価格 726円
頁数・縦 201P 18cm

商品内容

要旨

「市民」のためと銘打つ政党が結成され、また、外国人ジャーナリストによる官僚社会批判が「市民運動」のテキストとしてベストセラーとなる現代日本。そこで描かれるのは、権力を我がものとする官僚VS.「市民」が主役の民主主義、という構図である。「市民」が、単なる「都市の住民」であることを超えて、神聖な存在に祭り上げられた思想的背景とは何だったのだろうか?戦後日本の思想の歪みを鋭く衝いた意欲作。

目次

第1章 二十一世紀は「市民の時代」か
第2章 戦後日本の「偏向」と「市民論」
第3章 「近代市民革命」とは何だったのか
第4章 ポリスの市民、都市の市民
第5章 「祖国のために死ぬ」ということ
第6章 日本人であることのディレンマ