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サムライ・マインド 日本人の生き方を問う

PHP文庫

出版社名 PHP研究所
出版年月 1993年12月
ISBNコード 978-4-569-56599-6
4-569-56599-9
税込価格 598円
頁数・縦 301P 15cm

商品内容

要旨

サムライ精神とは、はたして封建的で古くさいものなのか?否、それは長い歳月をかけて日本人自身が醸成し、我々の生き方の支柱となってきた価値観なのである。日本のアイデンティティーとはサムライ・マインドにほかならず、今、再びこの精神の力を見直す時代がやってきた。上杉謙信、山鹿素行、西郷隆盛から、新渡戸稲造、夏目漱石まで、歴史上の人物を題材にサムライ精神の真髄を説く。

目次

侍ニツポン―「新納鶴千代よ何処へ行く―?」
『ドン・キホーテ』と『葉隠』―騎士道と武士道
「必死」の美学―『葉隠』の真髄
「士太夫」のエートス―宋の繁栄を支えたもの
池塘春草の夢―朱子の教育論
武士の情け―山鹿素行にみる「武」と「文」
衣食足りて礼節を知らず―太宰春台の警鐘
不易流行―漱石が嘆いた日本
微味幽玄―大原幽学の漂泊、そして悟り
「士」は「師」なり―貝原益軒、懐疑からの出発
「修身」と「治国」―宮本武蔵が到達した「空」
活人剣―沢庵の「止まらぬ心」
この乾屎圷!―求道者としての鈴木正三
平気で生きる―「死習フ」正岡子規
本来無一物―人を活かす山岡鉄舟
日本の自覚―稲造の『BUSHIDO』
瘠我慢―福沢諭吉の「独立自尊」
天道―「天を相手」とする西郷隆盛
菊と刀―今こそ、エートスとしてサムライ・マインドを