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古代史大逆転 「通説」を問い直す20の視点

PHP文庫

出版社名 PHP研究所
出版年月 2002年4月
ISBNコード 978-4-569-57724-1
4-569-57724-5
税込価格 692円
頁数・縦 330P 15cm

商品内容

要旨

「卑弥呼は魏の策士に暗殺された」「日本府は任那を支配していない」「聖徳太子は渡来系勢力に操られていた」「在原業平は反藤原の闘士だった」―以上は、本書に収録された論考の表題である。何も奇をてらったわけではない。安易に継承されてきた「通説」に慎重な検討を加えた結果、導き出された解釈なのだ。緻密な考証とわかりやすい語り口で、日本古代史の常識に挑んだ注目の歴史読み物。

目次

日本列島における原人の存在は否定できない―つぎつぎと発見されるアジアの原人
邪馬台国以前に存在した出雲神政王国―出雲大社に大国主命がまつられている本当の理由
卑弥呼は魏の策士に暗殺された―邪馬台国の存在を利用した魏・晋の権力者
神武東征伝説にはモデルがあった―纏向遺跡をひらいた吉備からの移住者
秦の始皇帝と大和朝廷成立の関係―古墳はどのようにして生まれたか
朝鮮半島に侵攻した日本軍は存在しない―好太王碑文は「謎の四世紀」を解明できるか
古代文化のふるさとは百済ではなく高句麗にあった―高句麗文化をもたらした秦氏
日本府は任那を支配していない―日朝の史料から、古代日朝関係を考える
聖徳太子は渡来系勢力に操られていた―蘇我氏は渡来人だったのか
ついに天皇陵が発掘された―竹田皇子の墓が推古天皇陵になる〔ほか〕

著者紹介

武光 誠 (タケミツ マコト)  
1950年、山口県防府市生まれ。東京大学文学部国史学科卒業、同大学院国史学博士課程修了。現在、明治学院大学教授。日本史の手法だけでなく文化人類学、科学史等の幅広い視点から日本古代史、日本思想史を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)