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こんな人生を送ってみたい 私が惚れた十五人

PHP文庫

出版社名 PHP研究所
出版年月 2003年1月
ISBNコード 978-4-569-57871-2
4-569-57871-3
税込価格 565円
頁数・縦 247P 15cm

商品内容

要旨

かつてこの国には、思いをこめて自らの仕事を成し遂げ、歴史に確かな足跡を残した男たちがいた。原敬、渋沢栄一、菊池寛、谷崎潤一郎…、男冥利の人生を颯爽と歩んだ十五人。本書は、卓抜なる批評眼で読者の支持を得ている著者が、彼らの生き方を通して理想の人生のかたちを探究する。不安を抱え、生き方に迷う多くの現代人に、人生における重大な心得を改めて問いかけた一冊。

目次

岩崎弥太郎―稀な強運と時代の力に押し上げられた三菱の創始者
広瀬武夫―異国の女性たちから愛された海軍の勇士
岡倉天心―美術界の統領として君臨、失脚後も多くの支持者に恵まれた逸材
原敬―わが国初の政党内閣を組閣して長期政権を維持した宰相
滝田樗陰―大型新人を続々発掘、人力車に乗った『中央公論』の名編集者
渋沢栄一―株式会社の有効性を提唱、五百余の会社を設立した稀代の実業王
関一―学究としての見識を現実に生かし、市民に敬愛された大阪市長
菊池寛―優れた作家であり、『文芸春秋』を主宰した企画の天才
小林一三―独創的な発想で事業を展開、「今太閤」と呼ばれた実業家
谷崎潤一郎―芸術の極致を究め、すばらしい妻に恵まれた小説家〔ほか〕

著者紹介

谷沢 永一 (タニザワ エイイチ)  
関西大学名誉教授。文学博士。昭和4年、大阪市生まれ。昭和32年、関西大学大学院博士課程修了。関西大学文学部教授を経て、平成3年退職。サントリー学芸賞。大阪市民表彰文化功労。大阪文化賞。専攻は日本近代文学、書誌学。評論家としても多方面で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)