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壬申の乱の謎 古代史最大の争乱の真相

PHP文庫

出版社名 PHP研究所
出版年月 2003年6月
ISBNコード 978-4-569-57971-9
4-569-57971-X
税込価格 586円
頁数・縦 265P 15cm

商品内容

要旨

西暦672年、古代史最大の争乱・壬申の乱が勃発した。この争いが天智天皇亡き後、大海人皇子と大友皇子による皇位継承権をめぐる対立から生じたことは有名だ。ところが、軍事的に劣勢であった大海人皇子が、なぜ戦いの勝者となり得たのか。その最大の謎がいまだ解明されていないと著者は言う。本書は「二つの日本」という新視点から、隠された歴史の真相に鋭く迫った意欲作である。

目次

序章 謎に満ちた壬申の乱(教科書から抹殺された壬申の乱
近代の正当性を証明するために利用された壬申の乱 ほか)
第1章 乙巳の変と壬申の乱のつながり(古代史は逆立ちしている
敵を礼賛した『日本書紀』の謎 ほか)
第2章 謎めく壬申の乱(壬申の乱をめぐって繰り広げられた論争
戦後の論争 ほか)
第3章 壬申の乱と二つの日本(壬申の乱最大の功労者・尾張氏
天武天皇と尾張氏のつながり ほか)
第4章 大海人皇子の正体(逆転する天智天皇と天武天皇の兄弟関係
中世文書は信頼できるのか ほか)

著者紹介

関 裕二 (セキ ユウジ)  
1959年、千葉県柏市生まれ。歴史作家。仏教美術に魅せられて足繁く奈良に通い、日本古代史を研究。古代をテーマにした書籍を意欲的に執筆している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)