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時代劇映画の思想 ノスタルジーのゆくえ

PHP新書 132

出版社名 PHP研究所
出版年月 2000年11月
ISBNコード 978-4-569-61338-3
4-569-61338-1
税込価格 726円
頁数・縦 180P 18cm

商品内容

要旨

松之助映画に始まり、『丹下左膳』『次郎長三国志』『大菩薩峠』など、数々のヒット作を生んだ時代劇。なぜ人々はあれほど熱狂したのか。かつて大衆は時代劇の中に、都市化・産業化のプロセスで自らが失いつつある生活様式やモラルを見た。著者はこうした時代劇の特質を「ノスタルジー装置」と名づける。本書では、時代劇の衰退と共にそれが機能しなくなったことで、日本人が何を失ったかを明らかにしていく。戦前・戦後の膨大な作品群の綿密な考察を通して、時代劇文化の真髄に迫った一冊。

目次

第1章 戦前の時代劇映画史(時代劇の誕生
昭和前期時代劇の諸相―「反逆」から「国策」まで)
第2章 戦後の時代劇映画史(東宝時代劇と黒沢明
新東宝時代劇と「幽玄美」の空間
日活と松竹の時代劇
大映時代劇の世界性
東映時代劇とスターシステム)
第3章 幕末維新映画の思想(非命の倒幕派と「権力悪」―倒幕派映画の系譜
「反抗」と「敗北」の群像―佐幕派映画の系譜)
第4章 時代劇ジャンル論(時代劇の諸ジャンルと大衆意識の諸相
時代劇映画とは何か)
エピローグ 時代劇映画の危機