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地球文明の寿命 人類はいつまで「発展」を享受できるか

出版社名 PHP研究所
出版年月 2001年4月
ISBNコード 978-4-569-61544-8
4-569-61544-9
税込価格 1,650円
頁数・縦 229P 20cm

商品内容

要旨

「環境危機」の21世紀、「生き方の思想」が大きく変わる!地球物理学者と古代文明学者の歴史からの洞察。

目次

第1章 文明的視野から見た地球環境問題(「人間圏」=文明の視点から現代を考える
人間圏の形成が文明への第一歩 ほか)
第2章 気候変動と「人間圏」の誕生(一つ前の間氷期に人間圏をつくらなかった現代型新人
年縞の研究でわかってきた古代の環境 ほか)
第3章 「精神革命」は可能か(古代文明が崩壊した後に来る精神革命
遊牧民がやがて海洋文明を築いた ほか)
第4章 ストック依存型文明とフロー依存型文明(産業革命以前と以後で人間圏は二つに分かれる
ストック依存型の人間圏は長寿命型人間圏にはならない ほか)
第5章 人間の本質と欲望抑制の哲学(文明の問題解決には新しい世界観が必要
人類が長く存続することにどれだけの意味があるのか ほか)

おすすめコメント

「環境危機」の21世紀、「生き方の思想」が大きく変わる!縄文もアンデスも都市文明、自然の歩調に合わせた文明は息が長い、寒冷化で技術革新をした新人が生き残った、など地球物理学者と古代文明学者の、歴史からの洞察。

著者紹介

松井 孝典 (マツイ タカフミ)  
1946年生まれ。東京大学理学部卒業、同大学院修了。理学博士。現在、東京大学大学院新領域創成科学研究科教授。専攻は惑星物理学。1986年『Nature』に発表した地球の起源と進化についての一連の論文は世界の学者の注目を集めた。著書に、『宇宙誌』(徳間書店)、『地球倫理へ』(岩波書店)、『巨大隕石の衝突』(PHP新書)、『地球の哲学』(共著、PHP研究所)など多数
安田 喜憲 (ヤスダ ヨシノリ)  
1946年生まれ。東北大学大学院理学研究科博士課程退学。理学博士。現在、国際日本文化研究センター教授。文部省の重点領域研究「文明と環境」に参画し、3年間にわたる共同研究の成果を『講座 文明と環境』全15巻(朝倉書店)にまとめる。96年、第49回中日文化賞受賞。著書に、『森を守る文明・支配する文明』(PHP新書)、『森と文明の物語』(ちくま新書)、『大河文明の誕生』(角川書店)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)