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ゴルフを知らない日本人 遊びと公共性の文化史

PHP新書 149

出版社名 PHP研究所
出版年月 2001年4月
ISBNコード 978-4-569-61588-2
4-569-61588-0
税込価格 726円
頁数・縦 213P 18cm

商品内容

要旨

ゴルフ人口一千万、コース二千四百―。これほどのゴルフ大国でありながら、日本のゴルフは本当に開かれたスポーツになっただろうか?本書では、ゴルフが育まれたスコットランドの歴史をひもとき、本来の遊びと公共性の精神に立ち戻る。「なぜゴルフはマナーに厳しいか」「セント・アンドルーズはいかにしてゴルフの聖地となったか」「特権階級のクラブはいつ出現したか」など、ゴルフ文化の変遷を訪ねる。さらに子どもや環境を大切にするゴルフについても提唱し、スコアよりも大切な「教養としてのゴルフ」にアプローチ。

目次

なぜ日本のゴルフは未熟なのか―忘れられた歴史と精神
ゴルフの起源はどこまでたどれるか―十五世紀のヨーロッパ
宗教改革とゴルフ―禁じられた遊び
大学と教会に認められたゴルフ―学生のレクリエーション
ゴルフクラブの出現とルールの制定―十八世紀のゴルファー
セント・アンドルーズはいかにゴルファーの聖地となったか―遊びと公共性
ゴルフのイングランド化―社会的上昇の乗物としてのゴルフ
世界に広がるゴルフ―大英帝国とともに
女性のゴルフ史―レディース・パッティングクラブから
日本のゴルフの百年―グリーン上のマネーゲーム
子どもたちにゴルフを―21世紀のゴルフに向けて

著者紹介

市村 操一 (イチムラ ソウイチ)  
1939年、水戸市生まれ。教育学博士(心理学)。東京教育大学大学院博士課程、米国イリノイ大学大学院を経て、1986年、筑波大学教授に就任。2001年4月より東京成徳大学臨床心理学科教授。主な専攻は心理統計学、スポーツ心理学、比較スポーツ学。著書に、『負けないゴルフの心理学』(PHP研究所)、『プレッシャーに打ち勝つ法』(読売新聞社)、『トップアスリートのための心理学』(同文書院)、『誰も知らなかった英国流ウォーキングの秘密』(山と渓谷社)など多数。ゴルフ歴33年。ハンディ7になったこともあったが昔の話。目下「書斎のゴルファー」を自認。ゴルフ文化を学ぶ会「ザ・ゴルフフォーラム」を運営中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)