• 本

「やせ願望」の精神病理 摂食障害からのメッセージ

PHP新書 148

出版社名 PHP研究所
出版年月 2001年4月
ISBNコード 978-4-569-61589-9
4-569-61589-9
税込価格 726円
頁数・縦 250P 18cm

商品内容

要旨

やせている方が美しい、やせている人は自己コントロールができる人―そんな価値観が支配する現代日本で、拒食症・過食症(=摂食障害)という心の病に苦しむ女性たちが増えている。摂食障害の専門医である著者は、この病気についての多くの誤解を正すとともに、身近な他者との関係に注目してストレスを軽減する対人関係療法というユニークな治療法を紹介する。周囲の人との豊かなコミュニケーションを通して、体型の違いも含めた多様な価値観を受け入れよう―心が楽になる自由な生き方を提案する。

目次

第1章 なぜ女性はやせたがるのか
第2章 摂食障害―破綻した「やせ願望」
第3章 摂食障害の治し方
第4章 対人関係療法―ストレスの原点に迫る
第5章 回復へのプロセス
第6章 「やせ願望」とジェンダー
第7章 「やせ願望」を超えて

著者紹介

水島 広子 (ミズシマ ヒロコ)  
東京都生まれ。慶応義塾大学医学部卒業。同大学大学院修了。医学博士。慶応義塾大学医学部精神神経科勤務を経て、現在は衆議院議員。慶応義塾大学医学部客員講師。専門は、摂食障害を中心とする思春期前後の問題、対人関係療法、ジェンダーに関する諸問題、漢方医学など。著書に『親子不全=〈キレない〉子どもの育て方』(講談社現代新書)、『セクハラこれが正しい対応です』(中央経済社)、『専門医がやさしく教える うつ病』(PHP研究所)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)