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内務省 名門官庁はなぜ解体されたか

PHP新書 151

出版社名 PHP研究所
出版年月 2001年4月
ISBNコード 978-4-569-61590-5
4-569-61590-2
税込価格 726円
頁数・縦 196P 18cm

商品内容

要旨

明治六年初代内務卿大久保利通の下に創設されて以来、敗戦後の昭和二十二年アメリカ占領軍によって解体されるまで「国の国たるゆえんのもと」として霞ケ関に君臨した名門官庁・内務省。現在の総務省、国土交通省、厚生労働省、警察庁をあわせた巨大官庁でいながら、そこではきわめて簡素な行政機構と効率的な地方行政が実現していた。「地方自治の擁護者」か「暗黒政治の総元締め」か。その実力ゆえに今日も評価の揺れる怪物官庁の実態を、冷静な分析によって明らかにする。

目次

序章 内務省の亡霊
第1章 内務省解体
第2章 大久保利通以来の名門
第3章 府県知事というもの
第4章 警察
第5章 社会行政など
終章 ふたたび、内務省とは何だったか

著者紹介

百瀬 孝 (モモセ タカシ)  
昭和13年(1938年)生れ。昭和37年(1962年)東京大学教育学部卒業、八幡製鉄(新日本製鉄の前身)に入社。平成6年(1994年)退職。現在、仙台大学教授、社会福祉士。主著に『事典・昭和戦前期の日本―制度と実態―』(伊藤隆監修、吉川弘文館、1990年)、『事典・昭和戦後期の日本―占領と改革―』(同、1995年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)