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竜の文明・太陽の文明

PHP新書 170

出版社名 PHP研究所
出版年月 2001年9月
ISBNコード 978-4-569-61735-0
4-569-61735-2
税込価格 726円
頁数・縦 188P 18cm

商品内容

要旨

北方を起源とし、覇権主義的な性格を持っていた龍の文明。一方、長江流域で発祥し、再生と循環の世界観を基本とした太陽の文明。約七千年前、この全く性質の異なる二つの文明が中国大陸の北と南に存在した。その後、二つの文明は衝突し、結果、漢民族支配の龍型・中華文明が覇権を握ることになった。そして太陽の文明は滅び、一部は少数民族と日本民族へと受け継がれ生き残ることになる。南北文明の壮大な興亡の歴史を読み解きながら、日中古代史に貴重な一ページを加える一冊。

目次

第1章 龍の文明
第2章 鳳凰と太陽―稲作・漁撈民のシンボル
第3章 北の龍・南の鳳凰
第4章 稲作・漁撈文明の系譜―日本文明の源流を問う
第5章 東洋文明の復権

出版社
商品紹介

龍・鳳凰と蛇……長江文明の発掘調査を通して明らかになった日本民族のルーツとは。龍・鳳凰の家畜文明から日本が生き残る道を提示する。

著者紹介

安田 喜憲 (ヤスダ ヨシノリ)  
1946年三重県生まれ。東北大学大学院理学研究科博士課程退学。理学博士。広島大学総合科学部助手をへて、88年国際日本文化研究センター助教授、94年同センター教授、現在に至る。95年麗沢大学客員教授。96年フンボルト大学客員教授。97年〜99年京都大学大学院理学研究科教授(併任)。96年中日文化賞受賞。「環境考古学」という分野を日本で初めて確立。古代文明の盛衰と環境変動とのかかわりを世界的スケールから研究し、自然科学と人文科学の学際的研究に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)