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日本人の論語 『童子問』を読む 下

PHP新書 211

出版社名 PHP研究所
出版年月 2002年7月
ISBNコード 978-4-569-62271-2
4-569-62271-2
税込価格 902円
頁数・縦 307P 18cm
シリーズ名 日本人の論語

商品内容

要旨

本書は、『童子問』を現代語に訳し、さらに要諦を解説した一大労作。下巻では、「巻の中・第二十一章」以降を収録する。君主の人徳、倹約の心得、賞罰の判断はいかにあるべきか。気迫に満ちた訓戒が、三百年後の現代人にも多くの示唆を与える。古典復刻への新しい試み。

目次

巻の中(続き)(生まれた時代が悪いと嘆く者は、仁者ではない
王道の根本は倹約である
むやみに土木工事をする者は、国の基盤を固める手筈を知らぬ輩だ
倹約は意志力の試金石である
人を動かすものは、優しさと思い遣りである ほか)
巻の下(人は誰でも仁義礼智の心を持っている
短所はすぐにわかるが、長所は見出しにくい
『論語』と『孟子』を熟読すれば、天下の事はすべてわかる
五経に従えば世の中は平和、逆らえば乱れる
ひとつのことを一心にやる人と一緒に、臨機応変の仕事をするのは難しい ほか)
『童子問』秀逸語録

著者紹介

谷沢 永一 (タニザワ エイイチ)  
関西大学名誉教授。文学博士。昭和4年大阪市生まれ。関西大学大学院博士課程修了。関西大学文学部教授を経て、平成3年退職。サントリー学芸賞。大阪市民表彰文化功労。大阪文化賞。専攻は日本近代文学、書誌学。評論家としても多方面で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)