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壊れた心をどう治すか

PHP新書 225 コフート心理学入門 2

出版社名 PHP研究所
出版年月 2002年10月
ISBNコード 978-4-569-62458-7
4-569-62458-8
税込価格 792円
頁数・縦 243P 18cm

商品内容

要旨

心の病とは「自己がバラバラになった状態」だとコフートは言う。過去とのつながり感覚や他者との関係を喪失することで、激しい不安、怒り、妄想に悩む人間の姿がある。それらは、精神病、神経症、ボーダーライン、自己愛パーソナリティ障害などと診断されてきた。本書では、フロイト以降、アメリカの精神分析の変遷をたどり、心の治療がいかになされてきたかを解説。そして今日、なぜコフートの精神分析が有効なのか。対人関係における共感と依存の重要性を唱える。自己修復のための心理学教室。

目次

第1章 フロイト精神分析の変容
第2章 ボーダーラインと自己愛パーソナリティ障害
第3章 コフートとカーンバーグの治療理論
第4章 自己の病理とはなにか
第5章 壊れた自己をどう治すか
第6章 コフート心理学の現代性

著者紹介

和田 秀樹 (ワダ ヒデキ)  
1960年大阪生まれ。1985年東京大学医学部卒業。東京大学附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェローを経て、現在は精神科医。川崎幸病院精神科コンサルタント。一橋大学経済学部(現代経済学)、上智大学文学部(心理学科)などの非常勤講師を歴任。日本人として初めて自己心理学の年鑑“Progress in Self Psychology”に論文が掲載されるなど、本邦におけるコフート自己心理学研究の第一人者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)