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荒野の宗教・緑の宗教 報復から共存へ

PHP新書 313

出版社名 PHP研究所
出版年月 2004年9月
ISBNコード 978-4-569-62616-1
4-569-62616-5
税込価格 836円
頁数・縦 275P 18cm

商品内容

要旨

生存困難な荒野で、絶対的な神をつくり上げた一神教世界。そこでは“厳格な戒め”の下、神の救済が説かれ、報復が神の名のもとに肯定される。一方、豊かな自然観が神々を生み出した多神教世界は、異質な価値観に寛容であり、特に日本では、いのちの共存をはかる“おだやかな救済論”が育まれてきた。世界各地を歩き、そこに生きる人々のありようを見つめ続ける著者は、互いのいのちの存在を認識する多神教の宗教観を“緑の神学”として提示し、世界はそこに立ち戻るべきと説く。縦横に思索を広げた比較宗教論。

目次

序章 なぜ戦争が肯定されるのか
第1章 ユダヤ教―神に選ばれた旅人の宗教
第2章 キリスト教―救世主の行動原理
第3章 イスラーム教―聖俗不分の宗教
第4章 神の闘い、民族の闘い―人を憎悪と悲しみに導くもの
第5章 インドに生まれた宗教―瞑想と共生
第6章 仏教―変容する救済論
終章 宗教の可能性―否定神学から肯定神学へ

著者紹介

久保田 展弘 (クボタ ノブヒロ)  
1941年東京都生まれ。早稲田大学卒業。専門は比較宗教学・文化論。東洋哲学、仏教を学んだ後、三十年余りにわたり宗教の伝承と現実を探り、日本およびアジアの多神教世界、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教世界をフィールド・ワークする。現在、アジア宗教・文化研究所代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)