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おやじ論

PHP新書 242

出版社名 PHP研究所
出版年月 2003年3月
ISBNコード 978-4-569-62680-2
4-569-62680-7
税込価格 748円
頁数・縦 216P 18cm

商品内容

要旨

滑稽、不潔、自分勝手…日本列島、口を開けば「おやじ」批判の大合唱。だが、全ての中年男が、愚劣な「おやじ」であるわけではない。風采があがらず、大した出世もせず、セクハラもせず、ただ毎日黙々と仕事をこなす。そんな哀愁漂う姿こそ中年の鑑ではないのか。本書では、「まぬけおやじ」群の生態を辛辣に描く一方、実直な「ふつう中年」にとっての「真実」を探り、がんばる彼らに静かなエールを贈る。体力減、離別、定年…不安が尽きない中年期の生き様を真摯に考察した、痛快「おやじ論」。

目次

第1章 世のなかを見てしまった者(中年期は下降する思春期である
世のなかとは大体こんなもんだ ほか)
第2章 中年はつらいよ―団塊の世代はアホか(「おやじ」という呼称で十把一絡げか
失業、定年、仕事をどう考えるか―「辞めてはいけない」「辞めてよかった」 ほか)
第3章 「おやじ」を笑え―まぬけ中年群像(「おやじ」を笑う前の注意書き
まぬけ中年の生態分類 ほか)
第4章 中年男に魅力などあってたまるか(『黄昏流星群』が身にしみる
「おとなの恋愛」批判 ほか)
第5章 これが中年の生きる道、か(人生の秋
定年後なにをするのか―「人生の楽園」? ほか)

著者紹介

勢古 浩爾 (セコ コウジ)  
1947年大分県生まれ。明治大学政治経済学部卒業。現在、洋書輸入会社に勤務。1988年、第7回毎日21世紀賞受賞。「ふつうの人」の立脚点から「自分」が生きていくということの意味を問い、独自の思考を展開し続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)