• 本

「哀しみ」を語りつぐ日本人

出版社名 PHP研究所
出版年月 2003年8月
ISBNコード 978-4-569-62962-9
4-569-62962-8
税込価格 1,430円
頁数・縦 206P 19cm

商品内容

要旨

日本的感情とでも呼ぶべきものがいまどのように衰退しているか、そしてそれを取り戻すためにはどうすればいいのかについて考えた対論。日本に伝統的に強かったとされる感情のなかでも、とくに哀しみに焦点を当てている。

目次

第1章 「日本的感情」とは何か(日本人の感情表現が貧困化している
「日本的感情」を形づくるものは何か)
第2章 日本人の感情の“ふるさと”(感情の“ふるさと”は「季節感」にあり
感情の“ふるさと”は「精神世界」にあり
感情の“ふるさと”は「歌」にあり
感情の“ふるさと”は「リズム」にあり
感情の“ふるさと”は「身体感覚」にあり)
第3章 日本人が思い起こすべき「精神の形」とは何か(消えゆく「足腰」の文化
日本人にとって「型」とは何か
日本人の“心のふるさと”を取り戻すために)

出版社
商品紹介

昔、「恋」は「孤悲」と書いた。そんなうんちくから日本的感情のルーツが見えてくる。日本文明論と日本語論の専門家が深く追究する。

おすすめコメント

残酷な少年犯罪は、なぜかくも多発するのか!?「日本的感情」は衰退してしまったのか?豊富な文学作品や歌を題材に日本人を読み解く。

著者紹介

斎藤 孝 (サイトウ タカシ)  
1960年生まれ。東京大学法学部卒業。同大学大学院教育学研究科学校教育学専攻博士課程を経て、現在、明治大学文学部教授。専攻は教育学、身体論、コミュニケーション論。著書に『身体感覚を取り戻す』(新潮学芸賞受賞)など多数
山折 哲雄 (ヤマオリ テツオ)  
1931年生まれ。東北大学印度哲学科卒業。同大学大学院博士課程単位取得退学。東北大学文学部助教授、国立歴史民俗博物館教授、国際日本文化研究センター教授、白鳳女子短期大学学長、京都造形芸術大学大学院長を経て、現在、国際日本文化研究センター所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)