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海のテロリズム 工作船・海賊・密航船レポート

PHP新書 271

出版社名 PHP研究所
出版年月 2003年10月
ISBNコード 978-4-569-63189-9
4-569-63189-4
税込価格 748円
頁数・縦 205P 18cm

商品内容

要旨

漁船に扮し、ロケットランチャーで攻撃をしかける北朝鮮工作船。石油タンカーに突撃・自爆する海上テロ。積荷を船ごと奪い去る海賊たち…。経済危機、宗教対立、政治問題など、世界の混迷は海にも「ならず者」を暗躍させている。偽装船で現われ、強力な武器で襲撃、多国間にわたり逃走、シンジケートや村ぐるみでの犯行など、その手口はますます巧妙・凶悪を極める。人々の生活を支える海に平和を取り戻せるのか。海洋国家日本が直面する海上保安の実態をレポート。海から忍び寄る恐怖に立ち向かう。

目次

第1部 日本を取り巻く海の犯罪(海を越えてくる恐怖
北朝鮮工作船事件
乗上放置外国船
密航船―海からの侵入者)
第2部 アジア海賊事情(二十一世紀に生きる海賊
現代海賊の変遷
マラッカ海峡波高し
日本の生命線「マラッカ海峡」)
第3部 海の安全を守るために(海上テロとの戦い
日本の海上保安庁の対策
各国の沿岸警備体制)

著者紹介

山田 吉彦 (ヤマダ ヨシヒコ)  
1962年、千葉県生まれ。学習院大学経済学部卒業後、金融機関勤務などを経て、1991年より日本財団(日本船舶振興会)に勤務。現在、海洋船舶部長。大分県産業科学技術センター客員研究員。日本を取り巻く海にかかわるさまざまな問題に取り組む。日本の海上保安体制、マラッカ海峡の航行安全対策、現代海賊問題などに詳しい。2003年、多摩大学大学院経営情報学研究科修士課程修了。著作に「海賊、マラッカの風の中で」(1999年、第3回海洋文学大賞佳作入選)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)