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道路公団民営化の内幕 なぜ改革は失敗したのか

PHP新書 298

出版社名 PHP研究所
出版年月 2004年4月
ISBNコード 978-4-569-63543-9
4-569-63543-1
税込価格 770円
頁数・縦 251P 18cm

商品内容

要旨

小泉首相は構造改革のターゲットとして、持論である郵政民営化とともに「道路公団民営化」を挙げた。この二つの民営化で、小泉首相は政・官・財の癒着構造をぶっ壊そうとしたのだ。ところが二〇〇三年暮れに発表された道路関係四公団民営化の基本的枠組みは、絵に描いたような「骨抜きの民営化案」であった。「小泉首相に裏切られた」と辞表を提出する改革派委員たち。満面の笑みを浮かべる道路族のドン…。構造改革の目玉といわれた道路公団改革はなぜ失敗したのか。

目次

官業の弊害と構造改革
道路公団改革スタート
推進委の第一次空中分解
欺瞞的改革案
抵抗勢力の勝利
改革派の退場
改革はなぜ失敗したか(小泉政治の欠陥
改革を阻害した人々
イタリアとの比較)
小泉構造改革の躓き

著者紹介

屋山 太郎 (ヤヤマ タロウ)  
1932年福岡県生まれ。59年東北大学文学部仏文科を卒業。時事通信社に入社。政治部記者、ローマ特派員、官邸クラブキャップ、ジュネーブ特派員、解説委員兼編集委員。81年より第2次臨時行政調査会(土光臨調)に参画。国鉄の分割・民営化を強力に推進。87年に退社し、現在政治評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)