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空海とアインシュタイン 宗教と科学の対話

PHP新書 388

出版社名 PHP研究所
出版年月 2006年3月
ISBNコード 978-4-569-64782-1
4-569-64782-0
税込価格 792円
頁数・縦 234P 18cm

商品内容

要旨

二十世紀最大の物理学者アインシュタインと、真言密教を説いた偉大な宗教家・空海―科学と宗教の頂点に立つ二人の天才は、時空を超え、きわめて類似の宇宙観をもっていた。密教の曼荼羅は、現代物理学が明らかにした宇宙創成のシナリオを、千二百年も前に先取りしていたのだ。権威への反発、夢への憧れ、徹底した思索、芸術への共感…本書は、二人が作り上げた宗教的宇宙観と科学的宇宙論を紹介しつつ、宇宙のなかの人間のあり方を思索し、現代科学技術がはまっている陥穽に修正を迫る。

目次

第1章 東寺のアインシュタイン(五重塔とミュンスター大寺院
対称と非対称 ほか)
第2章 空海と真言密教(都への旅立ち
退学して仏教徒に ほか)
第3章 アインシュタインの時空間(ふまじめな学生
ニュートンの権威 ほか)
第4章 二十世紀のあやまち(宇宙に浮かぶオアシス、地球
進む温暖化 ほか)
第5章 二十一世紀へのメッセージ:人類のゆくえ(高野山での再会
左脳と右脳の連係プレー ほか)

著者紹介

広瀬 立成 (ヒロセ タチシゲ)  
1938年愛知県生まれ。1967年東京工業大学大学院博士課程修了。東京大学原子核研究所をへて、1971年東京都立大学に移り、同大学理学研究科教授。2002年より、東京都立大学名誉教授。早稲田大学理工学総合研究センター教授。理学博士。専門は素粒子物理学実験。空手2段。小山田環境対策連絡協議会代表、ナチュラリストの会SMART会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)