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「生きる力」としての仏教

PHP新書 406

出版社名 PHP研究所
出版年月 2006年6月
ISBNコード 978-4-569-64985-6
4-569-64985-8
税込価格 792円
頁数・縦 238P 18cm

商品内容

要旨

仏教とは、お布施を集め、暮地や駐車場を経営する宗教のことではない。世間に縛られる凡夫を解放し、生きる喜びを与えてくれる宗教なのだ。今こそ、仏教の原点に立ち戻るべきでは―。本書では、元禅僧にして比較宗教学者と、“癒し”の文化人類学者が、日本仏教の再生について熱く討論。「“悟り”と“狂い”は紙一重」(町田)、「仏教は人生をリセットする教え」(上田)など、宗教の本質を見抜いた独自の見解をぶつけ合う。さらに、魅力あるお寺づくりや仏壇の復権についても提案。現代人の魂に火をつける刺激的対談。

目次

第1章 仏教は爆発だ!―宗教の本質を考える
第2章 生きる意味を取り戻す―仏教的革命とは
第3章 仏教はオウム事件を総括したか
第4章 生老病死に寄り添う
第5章 宗教は人間を自由にするのか
第6章 仏教と自己実現

著者紹介

町田 宗鳳 (マチダ ソウホウ)  
1950年京都市生まれ。14歳で出家し、臨済宗大徳寺で修行。34歳で渡米。ハーバード大学神学修士号、ペンシルヴァニア大学哲学博士号取得後、プリンストン大学、国立シンガポール大学、東京外国語大学で教鞭をとった。広島大学大学院総合科学研究科教授
上田 紀行 (ウエダ ノリユキ)  
1958年東京生まれ。1989年東京大学大学院文化人類学専攻博士課程修了。専攻は文化人類学。東京工業大学大学院助教授(社会理工学研究科・価値システム専攻)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)