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孫子・勝つために何をすべきか

PHP文庫

出版社名 PHP研究所
出版年月 2003年10月
ISBNコード 978-4-569-66063-9
4-569-66063-0
税込価格 586円
頁数・縦 285P 15cm

商品内容

要旨

『孫子』が長く読み継がれる理由、それは『孫子』が単なる兵法書にとどまらず、人々の心と行動を見すえ、勝負の哲学にまで高めていることにある。人の世は常に競争であり、勝負の連続だ。また勝負である以上、勝たねばならない。本書は、『孫子』に影響を受けた二人が、『孫子』の戦術をもとに、戦いに勝つための原理原則について熱く語りあった本である。競争社会で生き残る智恵が身につく一冊。

目次

計篇―戦う前になすべきこと、心がけるべきこと
作戦篇―最小の犠牲で最大の効果をあげる策の基本
謀攻篇―戦わずに勝つための手段
形篇―戦いのすがた
勢篇―「形」を「動」に転ずること
虚実篇―「実」で相手の「虚」を衝く
軍争篇―戦闘の心得
九変篇―逆説的発想の戦い方
行軍篇―布陣法および敵情察知法
地形篇―地形に応じた戦い方
久地篇―状況に応じた戦い方
火攻篇―火攻めの原則と方法
用間篇―情報活動

著者紹介

谷沢 永一 (タニザワ エイイチ)  
関西大学名誉教授。文学博士。1929年、大阪市生まれ。57年、関西大学大学院博士課程修了。関西大学文学部教授を経て、91年、退職。サントリー学芸賞、大阪市民表彰文化功労賞、大阪文化賞受賞。専攻は日本近代文学、書誌学。評論家としても多方面で活躍
渡部 昇一 (ワタナベ ショウイチ)  
1930年、山形県鶴岡市生まれ。55年、上智大学大学院西洋文化研究科修士課程修了。同年、助手に任命される。また、同年、ドイツ・ミュンスター大学留学。58年、Dr.Phil.(哲学博士号)を受け、英国オックスフォード大学留学。60年、上智大学文学部英文科講師、助教授を経て教授となる。その間、ニュージャージー、ノースカロライナ、ミズーリ、ミシガン各州の6大学においてフルブライト招聘教授。94年、Dr.Phil.h.c.(名誉哲学博士号)を受ける。2001年、上智大学名誉教授に就任。学会役職に、日本英文学会理事・評議員を8期。政府委員関係では、国語審議会委員、大蔵省税制調査会特別委員、通産省産業構造審議委員会臨時委員。現在、イギリス国学協会会長、日本ビブリオフィル協会会長、日本財団理事など多数。1976年、第24回日本エッセイストクラブ賞受賞、86年、第1回正論大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)