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暗殺の世界史 シーザー、坂本龍馬からケネディ、朴正煕まで

PHP文庫 お58−1

出版社名 PHP研究所
出版年月 2008年6月
ISBNコード 978-4-569-67044-7
4-569-67044-X
税込価格 681円
頁数・縦 315P 15cm

商品内容

要旨

暗殺は歴史の残滓である。暗殺が歴史そのものに与える影響は限定的であり、いかなる要人を殺しても歴史の大きな流れを止めることはできない。しかし現代の我々は、その痕跡をしっかり見据え、検証しておく必要がある。本書は歴史の闇に葬られた25の暗殺事件にスポットをあて、その黒幕の正体を徹底的に追及してみた。

目次

暗殺は「政治のゴミ」である
第1部 暗殺の西洋史(実の息子に殺された古代ローマ最大の英傑―シーザーの暗殺事件(紀元前四四年三月十五日)
一本の短剣で“生贄”を屠る儀式の執行者たち―中世イスラムの暗殺団「アサッシン」(十一世紀〜十三世紀)
犯行の黒幕は誰か、真相を闇に葬った銃弾―米国大統領リンカーンの暗殺事件(一八六五年四月十四日)
信じられないほど手薄だった警備の謎―ロシア皇帝アレクサンドル二世の暗殺事件(一八八一年三月一日)
未熟な青年たちが凶行に及んだ本当の理由―オーストリア皇太子夫妻の暗殺事件(一九一四年六月二十八日) ほか)
第2部 暗殺の日本史&東洋史(稀代の大謀略家の罠に嵌まった明智光秀―英雄・織田信長の暗殺事件(天正十年(一五八二)六月二日)
「桜田門外の変」、尊王攘夷の血風―大老・井伊直弼の暗殺事件(万延元年(一八六〇)三月三日)
維新回天の陰で仕組まれた西国雄藩の密計―坂本龍馬の暗殺事件(慶応三年(一八六七)十一月十五日)
攘夷派の行き場のないエネルギーが暴発―長州藩士・大村益次郎の暗殺事件(明治二年(一八六九)九月四日)
凶刃に斃れた明治新政府の重鎮―大久保利通の暗殺事件(明治十一年(一八七八)五月十四日) ほか)

著者紹介

大澤 正道 (オオサワ マサミチ)  
1927年、名古屋市に生まれる。東京大学文学部大学院を修了後、平凡社に入社。編集局長、出版局長を歴任し、1986年、退社する。以後、著作に専念。とりわけ欧米中心の思想や歴史観の見直しを課題に、幅広い活動を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)