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超訳「哲学用語」事典 すっきりわかる!

PHP文庫 お66−1

出版社名 PHP研究所
出版年月 2011年11月
ISBNコード 978-4-569-67673-9
4-569-67673-1
税込価格 713円
頁数・縦 316P 15cm

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書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 一度は見たり聞いたりしたことがあるけど、その意味は?と聞かれると説明できない・・・哲学用語ってそういう難しいところがありますよね。そんなときにこの本は便利です。
    私もこの本をパラパラ見て、なるほどー!と思った用語がいくつもありました。たとえば、アイロニー、レトリック、メタファー、カタルシス、アンチテーゼなど、なんかどこかで聞いたことあるけど、よくわからない言葉ってあると思います。
    アイロニーは、それとなく気づかせること。レトリックは、美しく飾りたてた言葉。メタファーは、喩えであることを示さない喩え。カタルシスは、スッキリすること。アンチテーゼは、問題の発生。という意味だそうです。
    なので、これを使って無理矢理文章を作るとすると、「君のレトリックは、メタファーに包まれていて、アイロニーすぎて私の心のアンチテーゼがカタルシスを求めてしまう。」となります。(あってますか?)
    あんまり使いすぎるのも、かえってよくわからなくなってしまいますね。
    ぱらぱらめくるのも楽しい一冊です。

    (2012年1月15日)

商品内容

要旨

形而上学、実存主義、弁証法…哲学の用語って、なんでこんなに難しいの。普通の簡単な言葉に置き換えてくれればいいのに…そう思ったことはありませんか?本書では、元サラリーマン・市役所職員という異色のキャリアを持つ“庶民派”哲学者が、重要度の高い用語だけを厳選&超訳。「そういうことだったのか!」と目からウロコが落ち、「哲学=難解」が「哲学=面白い!」に変わる一冊。

目次

第1章 よく目にする&耳にする頻出用語
第2章 常識として知っておきたい用語
第3章 チンプンカンプンのカタカナ用語
第4章 入試問題でも見かける漢字系の用語
第5章 日常の用法とはちょっと意味の異なる用語
第6章 本格派向けの高度な用語

著者紹介

小川 仁志 (オガワ ヒトシ)  
哲学者。徳山工業高等専門学校准教授、プリンストン大学客員研究員。1970年、京都府生まれ。京都大学法学部卒業後、伊藤忠商事に入社。退職後、4年間のフリーター生活の後、名古屋市役所入庁。市役所に勤務しながら名古屋市立大学大学院にて博士号取得(人間文化)。商店街で「哲学カフェ」を主宰するなど、市民のための哲学を実践している。専門は公共哲学、政治哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)