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ひらめきの導火線 トヨタとノーベル賞

PHP新書 544

出版社名 PHP研究所
出版年月 2008年9月
ISBNコード 978-4-569-70112-7
4-569-70112-4
税込価格 748円
頁数・縦 173P 18cm

商品内容

要旨

創造力、独創性、個性とは、天賦のもの。そして、日本人には乏しいもの。―そんな「思い込み」を消し去るところから、すべては始まる。天才やスーパースターに頼る必要はない。あらゆる人に開かれた、思考と発想の力を飛躍的に向上させる方法とは?一見かけ離れたかのように思える「トヨタ」と「ノーベル賞」の共通点に、ヒントは隠されていた。閃光のように偉大な創造や発明はいつも、日々の小さなひらめきを共有し積み重ねた先に生まれる。知の現場を駆けめぐる著者が照らす、新たな可能性の地平。

目次

第1章 ひらめきはだれもが持っている―「点火」を妨げるものはなにか(ひらめきはみんなのもの
「日本人には創造力がない」というフィクション
「日本人には個性がない」というフィクション
「日本人には独創性がない」というフィクション)
第2章 ひらめきのネットワークを広げる―「みんなでやる」が燃やす炎(ひらめきのロングテール
ひらめきはみんなで共有する
ひらめきは平等である)
第3章 ひらめきのルートを鍛える―炎を灯す「ものの考え方」(総合のフィールドで闘う
「すごいチーム」のつくり方
独自の強みを発揮する)
第4章 ひらめきのパフォーマンスを高める―「意欲」が照らし出す先(脳が活性化する環境とは
プレッシャーが喜びに変わるとき
終わりなき探求)
終章 日本を新時代へ導くために―可能性に火をつける(十一歳の敗戦
敗戦者の系譜
明るくさわやかに負ける
インテリよ、外に出よ!
新文明への胎動
日本の可能性の中心を見きわめる)

おすすめコメント

自分の可能性に火をつけろ!――薄闇にさまよう平成ニッポンで生き抜く智恵とは? 創造力、独創性、個性とは、天賦のもの。そして日本人には乏しいもの。そんな思い込みを消し去れば、天才やスーパースターに頼る必要はない。あらゆる人に開かれた、思考と発想の力を飛躍的に向上させる方法とは? 「ひらめきはだれもが持っている」「創造のバトンリレー」「一人きりで悩まない」「脳は≪天才細胞≫に率いられない」「考え続けることで脳は成長する」「つらいならスタートせよ」「自分の宝に気づく」「やりがいと手ごたえのつかみ方」「明るくさわやかに負ける」……一見かけ離れたかのように思える≪トヨタ≫と≪ノーベル賞≫の共通点に、ヒントは隠されていた。脳の中の小さな炎から、すべては始まる。閃光のように偉大な創造や発明はいつも、日々のささいなひらめきを共有し積み重ねた先にあるのだ。知の現場を駆けめぐる著者が照らす、新たな可能性の地平。

著者紹介

茂木 健一郎 (モギ ケンイチロウ)  
1962年東京生まれ。脳科学者。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー、東京工業大学大学院連携教授のほか、早稲田大学などの非常勤講師もつとめる。東京大学理学部、法学部卒業後、同大学大学院物理学専攻課程修了。理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職。2005年、『脳と仮想』(新潮社)で第4回小林秀雄賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)