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共感する脳 他人の気持ちが読めなくなった現代人

PHP新書 599

出版社名 PHP研究所
出版年月 2009年6月
ISBNコード 978-4-569-70831-7
4-569-70831-5
税込価格 770円
頁数・縦 188P 18cm

商品内容

要旨

人間関係の根底にある「共感性」が失われつつある。わが子を愛せない母親、すぐにキレる若者など、殺伐とした現代人に特効薬はあるのか。本書は、脳生理学の立場から「共感」とは何かを問う。人間には本来、他人の表情や態度から直感的に心を読み取る「共感脳」が備わっているという。その働きを活性化するのが、セロトニンという脳内物質。そして、セロトニン神経を刺激するリズム運動や、涙の効用を紹介する。さらに、愛する人の痛みを感じる脳の実験データも興味深い。人間らしさを科学した注目の一冊。

目次

プロローグ 共感性を失った現代人
第1章 共感脳の発達
第2章 脳と共感性
第3章 共感脳の発達を妨げる環境
第4章 感情や意欲と脳の関係
第5章 涙を流せば共感脳が活性化する
第6章 共感脳を活性化する生活

おすすめコメント

現代人は共感性が欠如しているのか? 涙と笑いはなぜストレス発散になるのか? 脳生理学の立場から共感能力を鍛える生活法を説く。

著者紹介

有田 秀穂 (アリタ ヒデホ)  
1948年東京生まれ。東邦大学医学部統合生理学教授。セロトニン道場代表。東京大学医学部卒業後、東海大学医学部で臨床、筑波大学基礎医学系で脳神経の基礎研究に従事する。その間、ニューヨーク州立大学医学部に留学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)