身もフタもない日本文学史
PHP新書 612
出版社名 | PHP研究所 |
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出版年月 | 2009年7月 |
ISBNコード |
978-4-569-70983-3
(4-569-70983-4) |
税込価格 | 770円 |
頁数・縦 | 213P 18cm |
商品内容
要旨 |
日本人がエッセイを書く時、女は清少納言に、男は兼好になる。「枕草子」のように自らのセンスを誇り、「徒然草」のように世の中を叱って己を自慢するのだ。伝統の力の、何と偉大なことよ!希代のパスティーシュ作家が、現代まで連なる日本文学の伝統と、名作の凄さやつまらなさをざっくばらんに語る。「源氏物語」の世界文学史上稀な文体はなぜ生まれたのか。なぜ芭蕉は田舎の悪口を書くのか。なぜ漱石の小説は現代人が読んでもスラスラ読めるのか…。日本文学史の「背骨」をわし掴みにする快作。 |
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目次 |
雑談1 「源氏物語」のどこが奇跡か |
おすすめコメント
徒然草、枕草子などエッセイは自慢話、紀行文学は悪口文学、自分にしか興味が無い近代文学……。結構身も蓋もない日本文学史!