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若い読者のための日本近代史 私が読んできた本

PHP文庫 は9-19

出版社名 PHP研究所
出版年月 2014年4月
ISBNコード 978-4-569-76170-1
4-569-76170-4
税込価格 748円
頁数・縦 313P 15cm

商品内容

要旨

昭和史関係の本を相手にして、相撲ではないが、あの手この手と、いわゆる手練手管のかぎりをつくして取っ組んだものを、いくらかは役に立つかと思って集めた―。本書は昭和史の第一人者が、日露戦争から戦中・戦後に至るまでの日本の歩みを知るための名作を、徹底解説したもの。本を読むことの面白さを味わうとともに、歴史の実相にも迫ることができる読書ガイドの決定版!

目次

第1話 名言『坂の上の雲』(司馬遼太郎)(軍備増強における奇跡
苦しみ抜いた末の開戦 ほか)
第2話 「暴支膺懲」の時代(排日・反日・嫌日の中国―芥川龍之介『支那游記』
満洲事変の陰にあるもの―池宮彰一郎『事変~リットン報告書ヲ奪取セヨ~』 ほか)
第3話 「撃ちてしやまむ」の時代(真珠湾に突撃していった青年―獅子文六『海軍随筆』
老獪なイギリス対日政策―徳本栄一郎『英国機密ファイルの昭和天皇』 ほか)
第4話 海軍を知る余話として(海軍批判と心からの鎮魂―阿川弘之『日本海軍に捧ぐ』
海軍がドイツに傾斜したわけ―千早正隆『日本海軍の戦略発想』 ほか)

著者紹介

半藤 一利 (ハンドウ カズトシ)  
作家。1930年、東京生まれ。1953年、東京大学文学部卒業。同年(株)文藝春秋入社。「週刊文春」「文藝春秋」名編集長、出版局長、専務取締役を経て文筆業に。主な著書に『漱石先生ぞな、もし』(新田次郎文学賞)『ノモンハンの夏』(山本七平賞)『日本のいちばん長い日 決定版』(以上、文春文庫)、『昭和史』1926‐1945・戦後篇1945‐1989(毎日出版文化賞、平凡社ライブラリー)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)