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「幕末大名」失敗の研究 政治力の差が明暗を分けた

PHP文庫 た97-2

出版社名 PHP研究所
出版年月 2015年2月
ISBNコード 978-4-569-76292-0
4-569-76292-1
税込価格 814円
頁数・縦 356P 15cm

商品内容

要旨

「開国か攘夷か?」「尊皇か佐幕か?」―日本の行く末を案じ、また己の権力の増強を目指して、幕府や大名、志士たちが動乱の時代を駆け抜けた。しかし、ある者は権勢を振るった末に消え、ある者は“時代の先駆者”で終わった。本書は、政治学者の著者が「強大な政治力が失われる過程」を考察し、現代に通じる失敗の教訓を学ぶ。彼らが“新時代”から姿を消した理由がここにある!

目次

第1章 徳川幕府が気づかなかった売国への道―井伊直弼と田中角栄(田中角栄を唸らせた、北京の宿舎
敵の敵は味方 ほか)
第2章 生き残った山内容堂、殺された坂本龍馬(「兵隊やくざ」と「ノブレス・オブリージュ(高貴なる責任)」
遠山の金さんが見つけた土佐藩江戸火消し ほか)
第3章 「真珠湾攻撃」なき戊辰戦争で失敗した、松平容保(京都守護職という「銃座」
京師の地を死に場所としよう ほか)
第4章 西郷隆盛にとっての、「島津久光」という失敗(西郷の「田舎者」発言に憤然とする久光
君主であることを忘れ、家臣であることを忘れ ほか)
第5章 水戸藩と長州藩、維新さきがけの組織疲労(組織維持のコツは「倦まずたゆまず」
指導者として最低限持たなければならない条件 ほか)

著者紹介

瀧澤 中 (タキザワ アタル)  
1965年、東京都生まれ。作家・政治史研究家。駒澤大学法学部上條末夫研究室卒。2010~2013年、日本経団連・21世紀政策研究所「日本政治タスクフォース」委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)