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やめたくてもやめられない人 ちょっとずつ依存の時代

PHP文庫 か76−1

出版社名 PHP研究所
出版年月 2016年1月
ISBNコード 978-4-569-76526-6
4-569-76526-2
税込価格 704円
頁数・縦 205P 15cm

商品内容

要旨

覚醒剤や抗うつ薬の安易な乱用はなぜ起きるのか?薬物依存の怖さがこれだけ喧伝されていながら、それでもドラッグに手を染め、「やめたくてもやめられない」状態に陥む人々が少なくないのはなぜのか?「依存症」の根底に潜む願望や幻想を生み出した現代社会の構造と問題点を、ネットやゲーム、ギャンブルへの依存などの事例も交えながら解説する

目次

第1章 違法薬物をやめたくてもやめられない人(なぜミュージシャンが違法薬物を使用するのか?
あのビートルズも… ほか)
第2章 合法薬物をやめたくてもやめられない人(深刻化する合法薬物への依存
精神不安から依存症への扉は簡単に開かれる ほか)
第3章 薬物なき依存、「ちょっとずつ依存」に囲まれた現代(嗜癖―自己破壊的行為
ギャンブル依存症 ほか)
第4章 やめたくてもやめられない人を生み出す現代社会の闇(依存症が増えた時代背景とは
アイデンティティを失い混乱する日本人 ほか)

著者紹介

片田 珠美 (カタダ タマミ)  
精神科医。京都大学非常勤講師。広島県生まれ。大阪大学医学部卒業。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。人間・環境学博士(京都大学)。フランス政府給費留学生としてパリ第8大学精神分析学部でラカン派の精神分析を学ぶ。DEA(専門研究課程修了証書)取得。パリ第8大学博士課程中退。精神科医として臨床に携わり、臨床経験にもとづいて、犯罪心理や心の病の構造を分析。社会問題にも目を向け、社会の根底に潜む構造的な問題を精神分析的視点から研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)