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天才脳は「発達障害」から生まれる

PHP新書 608

出版社名 PHP研究所
出版年月 2009年7月
ISBNコード 978-4-569-77107-6
4-569-77107-6
税込価格 770円
頁数・縦 228P 18cm

商品内容

要旨

キレやすく執拗だった織田信長、段どり・あとかたづけができなかった葛飾北斎、異常なまでにものを書きまくった南方熊楠、お金にだらしがなかった野口英世、際限のない欲望に駆られ働きつづけた中内功。彼らの伝記や日記を読み解くと、コミュニケーションや日常生活に独自の困難を抱えていたことは明らか。脳になんらかの機能障害があったのではないかと筆者は推測する。大切なのは、だからこそ彼らは「天才」たりえたのだ。「障害」の負の側面ばかりにとらわれ、才能を殺しがちの日本社会に必要な発想の転換。

目次

1 キレやすい信長
2 かたづけられない北斎
3 てんかんもちの熊楠
4 野口英世の放蕩癖
5 サバイバーとしての中内功
おわりに 日本社会の活力の回復を目指して

おすすめコメント

信長、北斎、熊楠、英世、中内……。時代を象徴する5人の天才たちの生き様は、『障害」のマイナス面だけでなくプラスの効用を物語る。

著者紹介

正高 信男 (マサタカ ノブオ)  
1954年大阪生まれ。大阪大学人間科学部卒業、同大学院人間科学研究科博士課程修了。学術博士。アメリカ国立衛生研究所(NIH)客員研究員、ドイツ・マックスプランク精神医学研究所研究員、京都大学霊長類研究所助手、東京大学理学部助手、京都大学霊長類研究所助教授を経て、同研究所教授。専攻は認知神経科学。ヒトを含めた霊長類のコミュニケーション研究の第一人者である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)