• 本

ガールズ・ストーリー おいち不思議がたり

出版社名 PHP研究所
出版年月 2009年12月
ISBNコード 978-4-569-77399-5
4-569-77399-0
税込価格 1,760円
頁数・縦 261P 20cm

商品内容

文学賞情報

2024年 第13回 日本歴史時代作家協会賞 シリーズ賞受賞

要旨

「助けて、誰か助けて…」おいちは十六歳の娘ざかり。江戸深川の菖蒲長屋で、医師である父・松庵の仕事を手伝い、忙しい日々を送っていた。いつか父のようになりたい、との思いを胸に秘めて。おいちが他の娘と違うのは、この世に思いを残して死んでいった人の姿が見えること。この不思議な力を誰かのために生かしたい、と願うおいちの夢に、必死の形相で助けを求める女が現れた。『バッテリー』のあさのあつこが、不思議な能力を持つ娘おいちの青春を描く。お江戸深川を舞台にした十六歳の成長物語。

出版社
商品紹介

この世に思いを残して死んだ人の姿が見える医者の娘・おいちを巡る不思議な話を、『バッテリー』の著者が江戸を舞台に描く。

おすすめコメント

『バッテリー』『ガールズ・ブルー』で、若者の気持ちを透明感溢れる筆致で描いたあさのあつこが、江戸を舞台に紡ぎ出した青春「時代」ミステリー。主人公のおいちは16歳の娘ざかり。江戸深川の菖蒲長屋で医師である父・松庵の仕事を手伝い、忙しい日々を送っていた。いつか父のように人の命を救える立場になり、自分の足で人生を切り拓いていきたい、との思いを胸に秘めて。おいちが他の娘と違うのは、この世に思いを残して死んでいった人の姿が見えること。この不思議な力を誰かのために生かせたら、と願うおいちの夢に、必死の形相で助けを求める女が現れる。「助けて、誰か助けて……」。あれは誰?どうして見えたの?おいちのなかで様々な疑問が渦巻く。そんなおいちのもとに、伯母が縁談を携えてやって来る。その相手とは果たして……。運命を前向きに捉え、健気に生きるおいちの姿に、若者だけでなく、娘を持つ親の世代も共感できる著者会心の長編。

著者紹介

あさの あつこ (アサノ アツコ)  
1954年、岡山県生まれ。青山学院大学文学部卒業。岡山県で小学校に臨時教師として勤務の後に結婚し、3児の母となる。1991年、『ほたる館物語』で作家デビュー。1997年、『バッテリー』で第35回野間児童文芸賞、1999年、『バッテリー2』で第39回日本児童文学者協会賞、2005年、『バッテリー1~4』で第54回小学館児童出版文化賞を受賞。『バッテリー』は映画化、テレビドラマ化され、ミリオンセラーとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)