内容詳細要旨(情報工場提供) 交通機関や情報技術の発達によって、確実に世界は“狭く”なり、ボーダーレスになってきている。しかし、そんな現代にあっても我々は、どうしても時代や環境によって鋳型にはめられた視点でものを見てしまう。また、情報量が増え、常に激変するがゆえに、既存の価値観や考え方では、かえって「世界」が見えにくくなってしまっている。本書では、そうした鋳型から脱却し、正しく世界を認識するための、「時空を越える視座」「相関という知」といったものの見方、考え方(全体知という)を、現代の世界潮流の中から興味深い例をひきながら紹介する。著者は、現在、日本総合研究所会長、多摩大学学長、三井物産戦略研究所会長を務める。わが国を代表する政治・経済分野の論客の一人で、「全体知の巨人」と呼ばれる。 |
商品内容
要旨 |
世界同時不況のさなか、日本には民主党新政権が誕生した。冷戦が終結して二〇年が過ぎ、長く続いた戦後体制は名実ともに変わろうとしている。日本と世界は今どこへ向かっているのか?長く世界潮流を観測してきた著者が、“時空を超える視座”“相関という知”を踏まえて、“分散型ネットワーク時代”の新たな展望と日本の針路、いま最も必要とされる「全体知」のあり方を提示する。米中二極体制をどう考えるか?極東ロシア、シンガポールの地政学的な意味とは?「友愛」なる概念は日本の未来を拓くのか。 |
---|---|
目次 |
第1章 時空を超える視界―自らの固定観念から脱却するということ(戦後という特殊な時空間―アメリカを通じてしか世界を見なくなった戦後日本人 |
おすすめコメント
世界同時不況のさなか、日本には民主党新政権が誕生した。冷戦が終結して二〇年が過ぎ、長く続いた戦後体制は名実ともに変わろうとしている。日本と世界は今どこへ向かっているのか? 長く世界潮流を観測してきた著者が、「時空を超える視座」「相関という知」を踏まえて、「分散型ネットワーク時代」の新たな展望と日本の針路、いま最も必要とされる「全体知」のあり方を提示する。米中二極体制をどう考えるか? 極東ロシア、シンガポールの地政学的な意味とは? グリーン・ニューディールはIT革命を超えるか? 自民党はなぜ大敗したのか? 「友愛」なる概念は日本の未来を拓くのか?第一章「時空を超える視界――自らの固定観念から脱却するということ」、第二章「相関という知――ネットワークのなかで考える」、第三章「世界潮流を映す日本の戦後――そして、今われわれが立つところ」、第四章「世界を知る力――知を志す覚悟」