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陸奥宗光とその時代

出版社名 PHP研究所
出版年月 2009年12月
ISBNコード 978-4-569-77588-3
4-569-77588-8
税込価格 1,650円
頁数・縦 569P 18cm
シリーズ名 陸奥宗光とその時代

商品内容

要旨

かつて日本の生存と尊厳を守り抜いた外交官がいた!坂本龍馬から一目置かれた男。日清戦争後の三国干渉を乗り切ったカミソリ大臣。その波乱の生涯を描いた不朽の名作。

目次

父と子―爛熟する十八世紀文化
自得翁―江戸時代エリートの思想的遍歴
明治維新―革命と硝煙の時代へ
鵬翼折る―プロシア的軍事国家の出現
冬の鴬―土佐のいごっそうに振りまわされる
蛍雪の功再び―獄中の勉強三昧
蛍雪の功三たび―プロシア的憲法でよいのだろうか?
日本のデモクラシー―近代国家への模索
日本の憲政―世界に誇るサムライ・デモクラシー
議会民主主義の最初の挫折―暴力的な大選挙干渉
条約改正問題―不平等条約に泣いた半世紀
朝鮮半島における日清の角逐
東学党の乱―朝鮮は清国の属国か
開戦へ―不退転の決意
開戦外交―当面の干渉を防ぐ
豊島沖の海戦―大日本帝国の夜明け
日本軍の快勝―中国の戦略倒れ、日本の戦術倒れ
戦争の終局―時間と競争の戦争
三国干渉その一 李鴻章の老獪かえって愛すべし
三国干渉その2 他策なかりしを信ず
陸奥の死 デモクラシーの未達成に憾みを残しつつ

著者紹介

岡崎 久彦 (オカザキ ヒサヒコ)  
1930年大連生まれ。東京大学法学部在学中に外交官試験に合格し外務省に入省。1955年ケンブリッジ大学経済学部学士及び修士課程修了。1984年初代情報調査局長に就任。その後、駐サウジアラビア大使を務め、1988年より駐タイ大使。1992年退官。博報堂特別顧問を経て、現在はNPO法人岡崎研究所所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)