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脳と即興性 不確実性をいかに楽しむか

PHP新書 715

出版社名 PHP研究所
出版年月 2011年2月
ISBNコード 978-4-569-79087-9
4-569-79087-9
税込価格 792円
頁数・縦 198P 18cm

商品内容

要旨

脳科学者と世界的ジャズ・ピアニストによる知的で過激なフリートーク・セッション。即興力はいかに磨かれうるのか?独創性を育むためには何が大切なのか?山下氏の演奏スタイルはいかにして確立されたのか?「譜面どおりに弾かない」ことは、厳しい現代社会を生き延びるための知恵に通じ、前向きに考えることで脳は最大限の力を発揮する。いくつもの事件、多彩な人物を話題として繰り広げられる筋書きのない即興対談。一貫して主張されるメッセージが、私たちの生き方に大きな示唆を与えてくれる。

目次

第1章 いにかして山下洋輔は生まれたのか(譜面どおりに弾くのは嫌だ!
第二外国語としてのヴァイオリン ほか)
第2章 即興力の磨き方(言葉をたくさん覚えておく
才能を叩き売る覚悟をもて ほか)
第3章 独創性の育て方(フォロアーが独創性を育む
「楽譜なんて見るな」と言えるか ほか)
第4章 音楽は生命力の源泉である(引き出しがカラッポな状態
宮廷で育てられたクラシックの奇跡 ほか)
第5章 人生の本質とは何か(ジャズの道を選んだ理由
脳科学者を選んだとき ほか)
第6章 勇気をもって生きる―即興の知とは何か(能登で感じたクオリア
リスクを取って自由に生きる ほか)

おすすめコメント

世界的なジャズ・ピアニストと脳科学者が即興、音楽、人生の本質をめぐって縦横に語りあう。「自由=即興の知」とは何か?

出版社・メーカーコメント

脳科学者と世界的ジャズ・ピアニストによる知的で過激なフリートーク・セッション。即興力はいかに磨かれうるのか? 独創性を育むためには何が大切なのか? 山下氏の演奏スタイルはいかにして確立されたのか? 「譜面どおりに弾かない」ことは、厳しい現代社会を生き延びるための知恵に通じ、前向きに考えることで、脳は最大限の力を発揮する。いくつもの事件、多彩な人物を話題として繰り広げられる筋書きのない即興対談。一貫して主張されるメッセージが、私たちの生き方そのものに大きな示唆を与えてくれる。  第一章「いかにして山下洋輔は生まれたのか」、第二章「即興力の磨き方」、第三章「独創性の育て方」、第四章「音楽は生命力の源泉である」、第五章「人生の本質とは何か」、第六章「勇気をもって生きる――即興の知とは何か」

著者紹介

山下 洋輔 (ヤマシタ ヨウスケ)  
1942年東京生まれ。麻布高校在学中にジャズ・ピアノを始める。69年山下洋輔トリオを結成、フリーでエネルギッシュな演奏がジャズ界に大きな影響を与える。88年山下洋輔ニューヨーク・トリオを結成。国内のみならず世界各国で演奏活動を展開。国内外の一流ジャズ・アーティストをはじめ、和太鼓やオーケストラなど異ジャンルとも意欲的に共演を重ねる。2009年には歴代メンバー総出演の「山下洋輔トリオ結成40周年記念コンサート」を開催
茂木 健一郎 (モギ ケンイチロウ)  
1962年東京都生まれ。ソニー・コンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー、東京工業大学大学院連携教授。理学博士。東京大学理学部、法学部卒業後、同大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職。専門は脳科学、認知科学。2005年『脳と仮想』(新潮社)で第4回小林秀雄賞、2009年『今、ここからすべての場所へ』(筑摩書房)で第12回桑原武夫賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)