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サツマイモと日本人 忘れられた食の足跡

PHP新書 696

出版社名 PHP研究所
出版年月 2010年10月
ISBNコード 978-4-569-79192-0
4-569-79192-1
税込価格 836円
頁数・縦 256P 18cm

商品内容

要旨

サツマイモは米やパンよりも安価で、栄養価が高い。しかも、痩せた土地でも容易に育つ。近年、アフリカでは収穫量が増え続け、いま、宇宙ステーションでの宇宙メニューのエースと目されている。サツマイモが琉球に伝わったのは江戸時代のはじめ、約四〇〇年前のこと。「救荒作物」として飢饉に苦しむ民衆を救い、日本の各地へ栽培が広まっていく。そのことは、各地にサツマイモにまつわる寺社が多数建てられていることでも示される。本書は、こうした各地にある芋物語の足跡を訪ね、町おこしの現場を取材して歩く。

目次

第1章 戦場のサツマイモ
第2章 銃後では
第3章 サツマイモの来た道
第4章 神になった日本人
第5章 カライモのセン
第6章 出・天草
第7章 「サツマイモ」VS「ジャガイモ」
第8章 労研饅頭
第9章 こんな出稼ぎもあった
第10章 町おこし、まちづくり
終章 サツマイモの行く道

著者紹介

伊藤 章治 (イトウ ショウジ)  
1940年生まれ。名古屋大学法学部卒業。中日新聞社社会部記者、バンコク支局勤務などを経て編集委員兼論説委員。2001年より2010年3月まで桜美林大学教授。「環境史」を教える。現在、桜美林大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)