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小説帝都復興

出版社名 PHP研究所
出版年月 2011年7月
ISBNコード 978-4-569-79881-3
4-569-79881-0
税込価格 1,760円
頁数・縦 300P 20cm

商品内容

要旨

関東大震災の翌日には、早くも壮大な新帝都構想を胸に秘め、震災後26日で設置された帝都復興院の総裁となる後藤新平。66歳の老骨を奮い立たせ、未曾有の国難に対峙した政治家の復興に懸けた熱き闘いの日々を描いたドキュメント長篇小説。

出版社
商品紹介

東京を焦土と化した関東大震災。しかし帝都復興院総裁・後藤新平は、早くも復興へ歩み始めた。国難に際した指導者の姿を描く長篇小説。

おすすめコメント

1923年(大正12)9月1日正午、相模湾沖を震源とするM7.9の大地震が発生した。帝都東京は下町を中心に大火災となり、その多くが灰燼に帰した。喪われた人命10万余という関東大震災、しかしその翌日には「大風呂敷」と呼ばれた男が動き始めた。元東京市長にして、都市計画に通暁した政治家・後藤新平である。第二次山本権兵衛内閣が組閣に動き出していた矢先、山本は後藤を内務大臣として迎え、帝都の復興を託した。後藤を総裁とする帝都復興院の設置は、震災後26日。かれの信頼する優れたスタッフで固められた復興院は、斬新な復興案を提示して既成議員たちの度肝を抜く。その壮大な構想は、厳しい財政面の実情や政治的駆け引きに翻弄されて縮小を余儀なくされるが、後藤たちの高い志と国難に対峙する気概には心を打たれる。市井の被災者の視点もおさえつつ、未曾有の災害からの復興に懸けた後藤と部下たちの姿を描いたドキュメント長篇小説。

著者紹介

岳 真也 (ガク シンヤ)  
1947年、東京新宿に生まれる。慶應義塾大学経済学部を卒業、同大学院社会学研究科修士課程修了。2011年、歴史時代作家クラブを立ち上げ、代表幹事となる。法政大学講師。日本文芸家協会評議員、三田文学会、日本ペンクラブ各会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)