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放射性物質の正体

PHPサイエンス・ワールド新書 053

出版社名 PHP研究所
出版年月 2012年2月
ISBNコード 978-4-569-80261-9
4-569-80261-3
税込価格 924円
頁数・縦 230P 18cm

商品内容

要旨

福島第一原子力発電所の事故によって、ヨウ素やセシウムに代表される、大量の放射性物質が空気中にばら撤かれてしまった。また、放射性物質に汚染された水も漏れでてしまった。汚染された土と水、そして食べ物にも…。原子力・原発をよく知る米国在住の物理学者が、今回の事態を憂い、放射線とは何か、被曝の影響をどう考えるか、原発の中で何が起こったのか、放射性物質にこれからどう対処すればよいか、丁寧に説きほぐしていく。

目次

第1章 放射線はどこから出るのか?(まず、核の前に原子だ
原子内の電子について ほか)
第2章 原子はどこから来たのか?(原子は無から発生するのか?
初めに「無」ありき! ほか)
第3章 核の分裂と放射性物質(核分裂は「核反応」である
核分裂とは何か? ほか)
第4章 原子炉内で何が起きているのか?(原子炉の構造
燃料棒の構造 ほか)
第5章 放射線と細胞(原子レベルでのエネルギーと核レベルでのエネルギー
細胞とは何か? ほか)
エピローグ(確率ということ
原子力発電所の今後の行方)

著者紹介

山田 克哉 (ヤマダ カツヤ)  
1940年生まれ。東京電機大学工学部電子工学科卒業。米国テネシー大学工学部大学院修士課程(原子炉理論)修了。同大学理学部物理学科大学院博士課程(理論物理学)修了。現在、ロサンゼルス・ピアース大学物理学科教授。アメリカ物理学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)