要旨（情報工場提供）

1990年代初頭にバブルが弾けてからの20年、日本経済は低成長のまま推移。その間に国の借金は膨らみ続け、さらなる悪条件として大震災と原発事故が加わった。驚異的な高度成長に、ジャパン・アズ・ナンバーワンと賞された国際評価も低下してきている。そんななかでグローバル展開を成功させ、「ユニクロ」を世界的ブランドに成長させようとしているファーストリテイリング代表取締役会長兼社長・柳井正氏は、本書で、まずはこの国の現状を直視することを説く。そして、成長を諦め、現状維持でいいと考える人たちに檄を飛ばす。志、理想をもって前に進むことによって現状は打開できるはずと、自身の成功も根拠として用いながら、日本人全体に向けてメッセージを送っている。本書は、これまで一企業経営者として国の現状に対して異議を唱えることは避けてきた著者が、あまりの現状に危機感を募らせて書き下ろした提言の書である。

（要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。以降内容が変わっている場合があります。［要旨作成日：2012年12月7日］）

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