• 本

日本で働くのは本当に損なのか 日本型キャリアVS欧米型キャリア

PHPビジネス新書 297

出版社名 PHP研究所
出版年月 2013年11月
ISBNコード 978-4-569-81502-2
4-569-81502-2
税込価格 902円
頁数・縦 213P 18cm

商品内容

要旨

新卒一括採用は、もはや意義を失ってしまったのか。年功序列デは、若き優秀なリーダーが育たず、グローバル戦略で負ける要因となっているのか。中途採用を行わない純血主義を貫く日本企業では、斬新な人材を社外から呼び込めず、産業育成の足を引っ張ってしまっているのか。「人事・雇用のカリスマ」が、通説を覆し、解決策を提示する。

目次

1 「仕事ではなく、人で給与が決まる」社会(よく、日本では「給与は人で決まる」といい、欧米では「仕事で決まる」といいます。でも、この違いがよく分からないのですが…。
日々努力をして能力を磨いたら、給与って当然、上がりますよね? ほか)
2 「誰もがエリートを夢見てしまう」社会(四十歳の時、多くの日本人は課長になっています。昇進の速い欧米だと、みな部長になっているのですか?
日本では同じ会社にいる限り、同期と給与に差がつかないですが、欧米だと大きな差がつくというのは本当でしょうか? ほか)
3 日本型雇用が生み出す弊害(欧米では、若者の雇用デモがよくニュースになります。そういうのを見ると、日本の若者はおとなしすぎるように思えるのですが。
日本は、新卒採用でも中途採用でも、若い人対象の求人が多く、熟年の求人は極端に減ります。欧米と逆なのはどうしてでしょうか? ほか)
4 日本型と欧米型のベストバランス(今でも、日本が年功賃金を保てるのは、非正規や女性などの賃金を低く抑えているからなのですか?
ならば、日本の年功賃金は、若年者からの搾取によって成り立っているのですか? ほか)

著者紹介

海老原 嗣生 (エビハラ ツグオ)  
雇用ジャーナリスト。経済産業研究所コア研究員、広島県雇用推進アドバイザー、京都精華大学非常勤講師。1964年生まれ。リクルートグループで20年以上、雇用の現場を見てきた経験から、雇用・労働の分野には驚くほど多くのウソが常識としてまかり通っていることを指摘し、本来扱うべき“本当の問題”とその解決策を提言し続けている「人事・雇用のカリスマ」。リクルートエージェント社のフェロー(客員社員)第1号としても活躍し、同社発行の人事・経営専門誌「HRmics」の編集長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)