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アメリカはイスラム国に勝てない

PHP新書 965

出版社名 PHP研究所
出版年月 2015年1月
ISBNコード 978-4-569-82363-8
4-569-82363-7
税込価格 902円
頁数・縦 277P 18cm

商品内容

要旨

カリフ宣言、奴隷制の復活、通貨の発行…国家を超えた理想のイスラム共同体の実現をめざし、イスラム教スンニ派の過激派組織「イスラム国」が、急速に勢力を拡大している。対するアメリカは、マイノリティを抑圧し、恐怖で人々を支配する「イスラム国」を空爆するも、いっこうに成果は挙がらず、その“根絶”のための作戦にはまるで出口が見えない。本書では、イスラム研究の第一人者が、「イスラム国」が台頭した背景や最前線の活動を解説するとともに、オバマ政権の中東政策“失敗”の要因を明らかにし、いよいよ混迷を深める中東情勢を平易にかつ鋭く分析する。

目次

第1章 「イスラム国」に翻弄される米国
第2章 世界の脅威となった「イスラム国」
第3章 「イスラム国」をめぐる国際情勢
第4章 米国の足を引っ張る「同盟国」
第5章 「クルド民族」の必死の抵抗
第6章 「イスラムvs.キリスト教」原理主義
第7章 中東イスラム世界と「日本」

著者紹介

宮田 律 (ミヤタ オサム)  
現代イスラム研究センター理事長。1955年、山梨県生まれ。慶應義塾大学文学部史学科東洋史専攻卒。83年、同大学大学院文学研究科史学専攻を修了後、米国カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院修士課程を修了。87年、静岡県立大学に勤務し、中東アフリカ論や国際政治学を担当。2012年3月、現代イスラム研究センターを創設した。専門は、イスラム地域の政治および国際関係(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)