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こんなに脆い中国共産党 現実味のある三つの崩壊シナリオ

PHP新書 986

出版社名 PHP研究所
出版年月 2015年6月
ISBNコード 978-4-569-82541-0
4-569-82541-9
税込価格 880円
頁数・縦 269P 18cm

商品内容

要旨

大衆の民主化要求、宗教団体への弾圧、限界に近づきつつある格差問題…。中国共産党政権が抱えるさまざまな問題で党内対立が激化し、権力闘争へと発展したとき、クーデター勃発が現実味を帯びてくる。党中央各派がそれぞれ支持する集団軍と結託し対峙した場合、今の中国には〓(とう)小平のように「一言堂(鶴の一声)」でケリがつけられるカリスマ的指導者はいないからだ。かつて自分を権力の座に押し上げてくれた江沢民と対立するなど、習近平の権力基盤は脆弱だ。実状を知り、現代史をひもとけば、今後共産党がどうなるかが見えてくる。

目次

第1章 大国主義化は中国の過重負担(膨らんできた領土拡大の野望
尖閣諸島、沖縄を狙う意図 ほか)
第2章 習近平―権力基盤を持たない国家主席(習近平がなぜ選ばれたのか?
権力強化を狙って仕掛けた闘争 ほか)
第3章 低迷する経済と拡大する格差(不動産不況を暗示する動き
バブル崩壊の確かな予兆 ほか)
第4章 共産党独裁崩壊、予想される七つのパターン(共産党政権は崩壊の危機に
独立志向の少数民族が起爆剤に―清朝辛亥革命の前例 ほか)
第5章 可能性が高い三つの崩壊シナリオ(可能性が比較的低いパターン
少数民族、宗教で内戦状態に ほか)
第6章 崩壊後の予想シナリオ

著者紹介

日暮 高則 (ヒグラシ タカノリ)  
アジア問題ジャーナリスト。1949年8月、千葉市生まれ。1973年、東京外国語大学中国語学科卒業後、時事通信社にて北京、香港駐在記者を歴任。2003年からフリーで中国関係の執筆活動をする傍ら、東京外大、早稲田大、千葉商科大などで非常勤講師として現代中国論、国際関係論、中国語を講義。現在、一般社団法人「日本・中国・ASEAN経済文化研究会」代表理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)