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大東亜戦争「失敗の本質」 優位戦思考に学ぶ

出版社名 PHP研究所
出版年月 2015年12月
ISBNコード 978-4-569-82726-1
4-569-82726-8
税込価格 1,650円
頁数・縦 297P 19cm

商品内容

目次

第1章 大東亜戦争は「愚かで」「無謀な」戦争だったのか
第2章 「戦争目的」「戦争設計」を日本の勝ち戦から学ぶ
第3章 日本外交「失敗の本質」
第4章 満州事変以後の「イフ」を思考する
第5章 日本は何のために戦い、何を得ようとしたのか
第6章 優位戦思考があれば日本は勝てた
第7章 未来は過去からやってくる

おすすめコメント

大東亜戦争は本当に「無謀な戦争」だったのか? 節目となった海戦と陸戦での現実の失敗を論じ、それぞれの「勝機」と「教訓」を示す。

出版社・メーカーコメント

大東亜戦争における日本の「失敗の本質」とは何か? それは、「戦争設計のなさ(政治的に何を勝利とするかが不分明)」と、「軍略(軍)と政略(政府)の連携不備」、「実働主体たる陸海軍の協同体制の不備」等々に原因を求めることができるが、それでも「愚かな戦争」という既成概念からは見えてこない、「優位戦思考」による戦局転回の機会はあった。「戦争目的(自存自衛、東亜の白人列強からの解放)」を達するために為すべきこと、できうることは何だったか。「優位戦思考」から分析すれば、日本の意志を戦後の国際秩序に反映させる「講和」は勝ち得たのではないか。「優位」な状況を活かせなかったとすれば、私たちの弱点や短所は何か。これらの問いかけこそが、未来の日本を切り拓く戦後の私たちに必要な教訓ではないか。独創的な発想による慧眼の士である日下公人氏と、氏に「知的刺激に満ちた時間だった」と言わしめた気鋭の論客による白熱の談議。

著者紹介

日下 公人 (クサカ キミンド)  
評論家。日本財団特別顧問。三谷産業株式会社監査役。日本ラッド株式会社監査役。多摩大学名誉教授。1930年、兵庫県生まれ。東京大学経済学部卒業。日本長期信用銀行取締役、ソフト化経済センター理事長、東京財団会長などを歴任
上島 嘉郎 (カミジマ ヨシロウ)  
ジャーナリスト。1958年、長野県生まれ。愛媛県立松山南高等学校卒業。フリーランスを経て、91年に産経新聞社入社。サンケイスポーツ編集局整理部を経て95年に退社。『月刊日本』創刊編集を務める。98年、産経新聞社に復帰。以後、雑誌『正論』編集部、2005年に『別冊正論』編集長、06年11月に『月刊正論』編集長に就任。10年9月まで月刊と別冊の編集長を兼任(総括編集長)。同年10月より雑誌『正論』編集委員兼別冊編集長。14年7月、産経新聞社を退社(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)