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日本史に学ぶマネーの論理

出版社名 PHPエディターズ・グループ
出版年月 2019年6月
ISBNコード 978-4-569-84293-6
4-569-84293-3
税込価格 1,760円
頁数・縦 252P 19cm

商品内容

要旨

人気エコノミストによる「令和時代の貨幣論」。なぜ政府は貨幣を発行するのか?「誰かの負債」が「みんなの資産」になる?貨幣と国債に違いはあるのか?インフレーションは悪夢なのか?「経済」と「金融」を貨幣の歴史から考える。

目次

第1章 国家にとって「貨幣」とは何か―律令国家が目指した貨幣発行権(はじまりの貨幣
本格的名目貨幣としての和同開珎
その後の和同開珎と銭のない時代)
第2章 貨幣の基礎理論を知る―マネーは商品か国債か(物々交換神話とマネーのヴェール観
負債としてのマネーと貨幣法制説
貨幣の完成と無限の循環論法)
第3章 信頼できる債務者を求めて―貯蓄への渇望が銭を求めた(古代から中世の日本経済
銭なき時代から貨幣の機能を考える
中世銭貨はいかにして貨幣となったのか)
第4章 幕府財政と貨幣改鋳―日本における「貨幣」の完成(三貨制度と江戸経済の260年
元禄の改鋳―名目貨幣への道
転換点としての元文の改鋳
完成する日本史の中の貨幣)
終章 解題にかえて―歴史から考える転換期の貨幣

おすすめコメント

貨幣とはそもそも何なのか? なぜ貨幣は国家に必要なのか? 気鋭の経済学者が日本史の事例から貨幣の本質や役割を明らかにする。

著者紹介

飯田 泰之 (イイダ ヤスユキ)  
1975年生まれ。エコノミスト。明治大学政治経済学部准教授。東京大学経済学部卒業後、同大学院経済学研究科博士課程単位取得。内閣府規制改革推進会議委員を兼務。専攻はマクロ経済学、経済政策(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)