日本は本当に「和の国」か
出版社名 | PHP研究所 |
---|---|
出版年月 | 2019年7月 |
ISBNコード |
978-4-569-84326-1
(4-569-84326-3) |
税込価格 | 1,760円 |
頁数・縦 | 300P 19cm |
商品内容
要旨 |
日本人のアイデンティティ、本来の気質とは何か。それは、日本の神話である『古事記』が示す「和の国」の姿ではないだろうか。神話と聞くと「非科学的なファンタジー」だと思われる方もいるかもしれない。しかし、現代の文化人類学や世界神話学に基づけば神話は人類普遍の理知を秘めていると考えられ、同時に、神話は「民族のアイデンティティを凝結した物語」だと見なすことができる。日本人の場合、『古事記』の記述やその成立過程そのものから、二項対立を避ける民族であることが見出せる。だが現在、民族を象徴する二つの「和の伝統」が失われつつある。現代日本は本当に「和の国」といえるのか、今こそ問い直す。 |
---|---|
目次 |
第1章 日本人のアイデンティティとは何か(民族について意識せざるを得なくなった、とある事件 |
おすすめコメント
古来、日本人のアイデンティティとは、譲り合う姿勢と自然への畏敬の念。しかしいまその価値観が変容しつつある。渾身のデビュー論考。