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春を待つ

出版社名 PHP研究所
出版年月 2021年4月
ISBNコード 978-4-569-84811-2
4-569-84811-7
税込価格 1,760円
頁数・縦 181P 20cm

商品内容

要旨

愛する息子を喪い、未来をなくした夫婦は悲しみの果てに離別。平和だった家族は崩壊した。それから数年を経た命日の前日、夫は過去を忘れるために、息子の骨壼を抱え、心が凍てつき暗い家に引きこもる妻を訪ねる。だがその途上、夫は実の両親を亡くした少年と出会い、妻の家に一緒に泊まることに。その日から心に仄かな灯が生まれた…。

出版社・メーカーコメント

第1回京都文学賞受賞作家であり、NHK「雲切仁左衛門」の脚本家が贈る、人間の強さと家族のすばらしさを見つけられる感動小説。

著者紹介

松下 隆一 (マツシタ リュウイチ)  
1964年、兵庫県生まれ。京都の松竹撮影所内にあった伝説の「KYOTO映画塾」を卒業後、脚本家になる。『二人ノ世界』が第10回日本シナリオ大賞佳作入選。「もう森へは行かない」で第1回京都文学賞最優秀賞受賞。同作は『羅城門に啼く』と改題され新潮社から刊行された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)