• 本

ロシア点描 まちかどから見るプーチン帝国の素顔

出版社名 PHP研究所
出版年月 2022年5月
ISBNコード 978-4-569-85185-3
4-569-85185-1
税込価格 1,760円
頁数・縦 185P 19cm

書籍ダイジェスト配信サービス SERENDIP 厳選書籍

要旨

ウクライナ侵攻に世界中から非難が集まり、日本でもロシアにネガティブな感情を抱く人が多いようだ。しかし、ロシアの人々がどんな国民性や価値観を持ち、いかなる暮らしをしているかを詳しく知る人は少ないのではないか。それらを少しでも理解することで、今の情勢の見方が変わってくるかもしれない。本書では、ロシアの軍事・安全保障政策の専門家が、自身がかつてモスクワで暮らしていた当時(2009~11年)の現地の人たちとの出会いや、さまざまな体験で知ったこと、感じたことを綴っている。ロシアの市井の人々やプーチン政権が何を考え、何を求めているのかを歴史的経緯なども踏まえて考察するとともに、衣食住にわたる生活ぶりを紹介する。ロシア人には、ルールを示されるとどうしても反発したくなる反骨心を持つ人が目立つ。それゆえ、「自分たちを統治するのは難しい」と自覚し、強いリーダーを求める傾向にあるという。著者は東京大学先端科学技術研究センター専任講師。ロシア科学アカデミー世界経済国際関係研究所客員研究員、未来工学研究所客員研究員などを経て、2022年1月より現職。著書に『現代ロシアの軍事戦略』(ちくま新書)などがある。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2022年7月1日]

商品内容

要旨

なぜ西側の世界と相容れないのか?変わりゆく「大国」の謎を解く。

目次

第1章 ロシアに暮らす人々編
第2章 ロシア人の住まい編
第3章 魅惑の地下空間編
第4章 変貌する街並み編
第5章 食生活編
第6章 「大国」ロシアと国際関係編
第7章 権力編

出版社・メーカーコメント

ウクライナ侵攻でますます「分からない国」になってしまったロシア。新世代のロシア研究者が目と肌で味わったこの国の謎めいた姿とは。

著者紹介

小泉 悠 (コイズミ ユウ)  
東京大学先端科学技術研究センター専任講師。1982年、千葉県生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了。ロシア科学アカデミー世界経済国際関係研究所客員研究員、未来工学研究所客員研究員などを経て、2022年1月より現職。ロシアの軍事・安全保障政策が専門。著書に『「帝国」ロシアの地政学』(東京堂出版、サントリー学芸賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)