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日本人として知っておきたい琉球・沖縄史

PHP新書 1311

出版社名 PHP研究所
出版年月 2022年6月
ISBNコード 978-4-569-85196-9
4-569-85196-7
税込価格 1,133円
頁数・縦 206P 18cm

商品内容

要旨

那覇で発見された「山下洞人」の化石人骨は、何と3万2000年前のものだと推定される。爾来沖縄の人々は彩り豊かな歴史を紡いできた。地方の権力者が各々グスク(城)を築いたグスク時代ののち、三山時代を経て、尚氏による統一王朝が誕生。王の証位式で、神女を利用した策謀がなされたこともあった。中国との進貢貿易、東南アジアと日本を行き来する中継貿易で王国は繁栄するが、17世紀島津氏の侵攻を受け、中国と鹿児島藩との二重支配体制に。やがて日本に組みこまれ、悲劇の沖縄戦、本土復帰を経て現代へ…。琉球・沖縄の通史を第一人者が丁寧に解説。

目次

第1章 旧石器時代・貝塚時代の沖縄(旧石器時代
グスク時代)
第2章 尚巴志の統一、尚真の国づくり(三山時代
尚巴志、統一王朝をつくる ほか)
第3章 清と鹿児島藩の二重支配(琉球は島津軍の侵攻に対してどのように備えたのか
江戸時代の琉球王国と日本・中国・朝鮮 ほか)
第4章 琉球処分―琉球王国から沖縄県へ(琉球処分
ソテツ地獄と移民)
第5章 戦争、占領、復帰(沖縄戦
アメリカ政治下の世替り ほか)

出版社・メーカーコメント

那覇で発見された「山下洞人」の化石人骨は、何と3万2000年前のものだと推定される。爾来沖縄の人々は、彩り豊かな歴史を紡いできた。地方の権力者が各々グスク(城)を築いたグスク時代ののち、三山時代を経て、尚氏による統一王朝が誕生。王の即位式で、神女(ノロ)を利用した策謀がなされたこともあった。中国との進貢貿易、東南アジアと日本を行き来する中継貿易で王国は繁栄するが、17世紀島津氏の侵攻を受け、中国と鹿児島藩との二重支配体制に。やがて日本に組みこまれ、悲劇の沖縄戦、本土復帰を経て現代へ……。琉球・沖縄の通史を、第一人者が丁寧に解説する。●三山時代の前に、統一王朝が存在した可能性●「唐一倍」の利益があった中国貿易●鹿児島藩の琉球支配の必要条件は木材と鉄●「琉球交易港図屏風」で描かれたにぎわい●極秘に進められた仏軍艦購入契約●日本史上最大の地上戦●沖縄後復帰の「大作戦」

著者紹介

原口 泉 (ハラグチ イズミ)  
1947年、鹿児島県生まれ。東京大学文学部国史学科卒。同大学大学院修士課程修了、博士課程単位取得。鹿児島大学法文学部教授を経て、同大学名誉教授、志學館大学教授、鹿児島県立図書館館長。専門は日本近世・近代史、薩摩藩の歴史。NHK大河ドラマ「翔ぶが如く」「琉球の風」「篤姫」「西郷どん」の時代考証を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)